今回は義兄が失踪した間に何が起きたかを記載します。
↓前回の記事の続きです
義兄が出社していないとの連絡があり、妻の両親と村社会一家は大騒ぎです。
完全に行方不明です。
義兄に電話をかけても出ることはなく、途方にくれていたところ再度、義兄の会社から(義兄の父)宛に電話がありました。
会社の人→義兄の父:
「心を乱さずに聞いてください。○○君(義兄)の営業先と帳簿の記録を調査した結果、〇〇君が横領していることが発覚しました。」
あぶら汗が噴き出る義兄の父・・・
「合計額はまだ明らかになっていませんが、大変な金額です。」
この電話があり、義兄の父大激怒!
(義兄の父)は(妻の父)に電話をして上記の状況を説明する。
義兄の父は基本的に面倒なトラブルごとは、他人に任せ他人に動いて処理するスタンスです。
暗黙の了解で、妻の父が対応しなくてはなりません。
分かり易い表現で言えば、妻の両親は村社会一家の完全なパシリなのです。
一方、(義兄の父)の電話連絡と同時に、(義兄の妻)が警察に捜索願を出しました。
事の経緯を説明したところ、警察には
「最悪な事態も覚悟しておいてください」
と言われたそうです。
つまり、自殺していることも予想してくださいとのことです。
(少なくとも「私たち」の兄弟間では自殺していることを願っていた・・・これ以上、面倒なことに巻き込まれたくない・・・)
妻の両親は県内中を車で捜索をしました。
捜索するにために、妻の母は今まで長年勤めていたパートを辞めました。
仕事をしていたら、身柄捜索などできないからです。
(妻の母をこれ以上哀れに思ったことはありません。孫たちの面倒をしっかり見てくれる妻の母です。今更、40代の義兄のためにわざわざ仕事を辞めるなんて・・・)
県内中探し回りました、スーパー銭湯やパチンコ店や漫画喫茶など県内中です。
老いた妻の両親ですが、捜索のために覚えたスマホが役に立ちます。
県内中の義兄が潜伏しそうな場所を簡単に把握することができるからです。
もちろん、村社会一家は行動はしないで、家で待つのみです。
悪いのは全て、妻の両親・妻・妻の下兄という思想です。
口だけは達者で面倒なこと・泥臭いことはやらないスタンスだからです。
そんな中、警察から義兄の妻に連絡がありました。
警察:
「県南で○○君が見つかりました。口頭で家に帰るように伝えました。本人も今から帰ると言っていた。」
とのこと。
義兄の妻は一安心しましたが、待てど暮らせど義兄は帰ってこない。
心配して電話するが、相変わらず電源が入っていない。。。
義兄の妻は大激怒!
いつものヒステリック発動です。
ヒステリックになったらモンスター級の怪人に変身します。
誰にもあの勢いを止めることはできないのです。
今回は、警察の対応が悪いとのこと。激昂した義兄の妻は警察にクレームを入れる。
義兄の妻:
「身柄を拘束して家に連れ戻してくれ。なぜ見つけた時に身柄を確保しなかったのか?」
警察:
「○○君(義兄)は大人なので、『帰る』と言ったのでそれ以上のことはできない。未成年なら話は別だが」
上記のやりとりがあったものの、一向に義兄は帰ってこず。。。
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そんな中、義兄から(妻の父)に連絡が入った・・・
義兄:「自殺未遂した。気がついたら泥だらけになっていた・・・」
(これは嘘。自殺をしようと思っただけで、する勇気などない。←頑張って最後までしてくれよ!)
義兄:「電話を見たら着信履歴の最初がお父さん(妻の父)だったので電話した」
(これの意図は、義兄の父には怖くて電話できない。だから妻の父に電話した。お父さん助けて!)
妻の父:「今どこにいる?とりあえず迎えに行く。」
近所のコンビニを待ち合わせ場所にして、妻の父は義兄を待つ。
(コンビニは「便利」と言う意味だが、まさか失踪者との待ち合わせに使われるとはコンビニも思わなかっただろう・・・)
義兄と合流した妻の父は、生きていたことにまず安堵はするものの、怒りが込み上げてきて、とっさにぶっ飛ばした。
その時、義兄の所持金は300円程度・車のガソリンも空っぽで給油ランプが点灯していた・・・
(簡単に言うと逃走資金が尽きて仕方なく「保護」されるほかなかったのだ。言い換えれば、金があれば捕まる気など毛頭ないのだ)
「長女・次男は立派な大人になったのに、なんで長男だけ・・・」
「なぜ、長男だけこんなにダメな※子供なんだろう・・・」
ぐったりと肩の落とす、妻の父・・・
(本当に哀れとしか言いようがありません・・・)
※ここで言う子供は親子関係の「子供」ではなく、自立していない本当の意味での「子供」です。
妻の父はその後、まずは会社へ謝罪に義兄(妻の父の長男)を連れて行く。
「この度は、大変申し訳ありませんでした!」
会社の上司に、土下座して謝る妻の父とダメ人間の義兄。
定年退職した初老の実の父に土下座をさせてしまったことを、義兄はどう思っているのだろう・・・
どうせ、困ったときは妻の父が助けてくれるとでも思っているのだろうか・・・
(その後全く反省していないことが発覚します・・・本当に義兄はクズ人間です)
時間は夕方の6時過ぎになり、会社の外は家族のもとへ急いで帰宅する何台もの車たちのエンジン音が、賑やかに鳴り響いている・・・