とうとう義兄犯罪者になる!【最終話】
その後、妻の両親と罪を犯した40歳の義兄だけが残った、妻の実家のことを記載します。
↓前回の記事の続きです
罪を犯して、その罪を償うことなく生き続ける義兄は、会社をクビになり村社会一家からも見放され、居場所がないために妻の実家に里帰りしました。
いや、むしろ義兄は村社会一家から距離を置けることができて嬉しいのかもしれない。
なぜならば、恐ろしい村社会一家のボス・義兄の父に合わなくていいからだ。
横領を犯して義兄の父の顔に泥を塗ってしまった。そんな状態で毎日どんな顔して義兄の父に顔を合わせればいいのだろうか。。。
さらに言えば、情緒不安定な義兄の妻から離れられて、義兄の精神衛生上も負担が少なくなったのかもしれない。
いつヒステリックが発動するかわからない。義兄の妻がヒステリックになったらケアが大変なのだ。
実家では被害者ぶって常に威張っていればいいのだ。
村社会一家にいるより実家にいる方が断然居心地がいい。
お前ら(妻の両親)のせいで、俺は村社会一家での居場所がなくなり、仕方なくパチンコで時間を潰すしかなかったんだ!
パチンコに行く金がなくなって横領したんだ。
お前らのせいだ!
そんなことを義兄は考えて、私の妻の実家に里帰りしてるのかもしれない。。。
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そんな中、私の妻の実家で過ごす義兄に村社会一家から電話が入った。。。
義兄の妻:「土日は帰ってこい」
さて、一般社会で生きる読者のあなたたちはこの意味がわかるだろうか?
最初、私は理解できなかった。
当初、義兄の妻が言うには、
「私が許すまでは帰ってくるな!」
という話だった。
土日だけ帰省が許された理由・・・
それは、世間体
村社会の特徴のひとつとして、「陰口を好む」という習性がある。
そのため、村社会一家の住む地域では、噂話が絶えない。
我々一般人が住む世界より、その度合いは全然違う。
例えるなら村社会一家の地域では、隣の家の晩ご飯のおかずまで、どこからともなく情報が入ってくるような地域なのだ。
すなわち、義兄が横領して会社をクビになって、家を追い出されたという話は、先手をとって抑え込まないとすぐにバレてしまうのだ。
そんなことが知られたら、格好の噂話の餌食になる。
ヒソヒソ1:「○○さん宅の義兄くん最近自宅にいないわね。車がないもの。。。」
ヒソヒソ2:
「あら、ヒソヒソ1さん知らないの?義兄くん会社のお金を横領したのよ。それで奥さんが怒っちゃって家に帰れないんですよ。」
ヒソヒソ1:「え〜そうなの!○○さんってそういう家だったのね〜」
こんな感じで、村社会の地域では、あっという間に噂話は広がっていくのだ。
村社会の地域では噂話はある意味、最高のエンターテイメントなのだ。
そこで村社会一家は考えた。
義兄は転勤になって土日に家に帰ってくる生活をしている。
言わばアリバイ工作だ。
そういう設定にすれば、村社会の世間で変な噂話が広がることなく、体裁を守れるのだ。
義兄は反対することなく、土日は村社会一家のもとに帰省し世間体を守っているのだ。
平日は私の妻の実家に居座り、住み着く。
そんな中、また信じられない話を耳にした。
義兄:
「(妻の父)が作るカレーがまずい。カレーは(妻の母)が作れ」
これを聞いた瞬間、妻の父が哀れでなりませんでした。
カレーがまずいと言われたことではなく、今まで散々義兄の尻拭いのため人生を費やし、退職金まで横領の返済に当てられ、一体どの口がそんなことを言えるのだろう。
自分の犯した罪など既に忘れているのです。
どうせ、妻の両親に泣きつけば助けてくれることがわかっているからです。
このことに対しては、妻の両親にも少なからず責任はあると思います。
成人すぎたら自分の人生は自分の責任です。
- 義兄と義兄の妻とが結婚したのは義兄の判断です。
- 義兄が経済力がなく、村社会一家と同居をすることにしたのも義兄の判断です。
- 義兄が遊ぶ金がなくなって、会社の金を横領したのも義兄の判断です。
果たして、成人したしかも40歳にもなる中年の責任を妻の両親が取る必要があるのでしょうか?
もはや、妻の両親は自分の老後の資金を義兄に食い潰されているます。
哀れでなりません。。。
このようにして、妻の両親は一旦縁を切っていた村社会一家と、義兄の犯罪行為を通して再度付き合うことになりました。。。
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いつまで続くのだろう。。。
妻の両親と妻の下兄夫婦とは亀裂が入り、今回の事件では比較的安全な立場にいる私と私の妻も下兄夫婦の不憫さを思い、妻の両親に対し次第に距離を置くようになってしまった。。。
おそらくこの負のループが終わるのは、妻の両親が他界するまでかもしれない。
揺すりたかりができる相手がいなくなるまで・・・・
それか相手の人生を食い潰しても平気で生きていける義兄がいなくなるまで・・・・
おわり