とうとう義兄犯罪者になる!【第3話】
今回は義兄が失踪し身柄拘束後、どうなったかを記載します。
↓前回の記事の続きです
義兄には業務上横領の罪があります。
「業務上横領」
テレビニュースなどではよく聞く言葉ですが、まさか自分の親戚に業務上横領の罪を犯した人はいるのだろうか・・・読者の皆さんどうでしょうか?
さて、話は続きます。
妻の父に土下座をさせた義兄ですがその後どうなったのか。
義兄の父は村社会の長老的存在であるため、事件が表に出ることを極端に嫌います。
そのため、何とか表沙汰にならないようにできないかを考えたようです。
※義兄の父=村社会一家の父 妻の父=義兄の実の父
その方法とは、
妻の父に横領した額を弁償させることです。
もちろん、自分の手は汚さずに相手に動いてもらうことを考えた結果です。
妻の父に弁償させれば、会社側も穏便に処理してくれるだろう。つまり警察への通報は免れるのだろうと考えたのです。
そもそも、横領した額を賠償できるほどの経済力は、義兄の父にはありませんが。。。
一方、妻の父も我が子を犯罪者にはしたくないと言う心理が働いたのでしょう。。
義兄の父の提案をのんで、義兄の不始末を妻の父が尻拭いすることを決心しました。
義兄の会社に上記を伝え、結果として警察への通報はしないと言うことで決着しました。
(毎回、義兄の尻拭いは妻の父がします。こんなことをしている限り、義兄は反省せずにずっと続けるんだろうなっと、私たちの兄弟間ではいつも話しています。一旦、自己破産でもしたらいいと思います。自己破産したところで、別に死ぬわけではないしいい勉強になると思います。甘やかしていたらいつまでたっても義兄の状況は変わりません。とは言っても既に40歳なので、今更反省して変わるとは思いませんが。。。)
後で発覚しましたが、義兄の今回の事件による負債は、
横領額:500万円
消費者金融からの借金:150万円
です。
絶望的な金額です。。。
ちなみにこれらの金は何に使ったということですが、、、
情けないことに、パチンコに使ったらしいです。全く情けない。親戚にこんな人物がいること自体私は恥ずかしいと感じます。
義兄の会社の対処ですが、当たり前ですが処分は懲戒解雇です。
しかし、横領の全容を把握するため時間と証言が必要になります。
事情聴取のためあと1週間は会社に来て、何がどうなって、どうした等の詳細を「ゲロ」しなくてはなりません。
義兄の会社で一通りの初日の取り調べは終えました。
その後、義兄と(妻の父)は、村社会一家に義兄の身柄を届けに行く。
義兄がオドオドした様子で、義兄の父(村社会一家の父)に会う。
義兄:「申し訳ありませんでした!」
この時ばかりは本当に反省しているように、頭を深くさげしばらくの時間続いた。。
(なぜならば、義兄は村社会の父を恐れているからだ。村社会においては、長寿者が最も偉く絶対に逆らってはいけない存在である。また絶対に顔に泥を塗ってはいけない対象、即ち神と同じ存在なのだ。)
義兄の父(村社会一家の父):
「馬鹿野郎!」
「お前のこと、こ○したいのを我慢してるんだ!」
ヤ○ザ並みの怒号が飛ぶ。一気に場の空気が凍りついた。
ちょび髭をはやしたその風貌とその場の雰囲気は、Vシネマの一コマを見ているようである。
そこには、村社会一家全員(義兄の妻・義兄の母・義兄の子供)と妻の父・母がいる。
突然、義兄の妻が泣き崩れる・・・
義兄の妻:「もう絶対許さない!」
「私が許すまでは帰ってくるな!」
怒号と共に義兄の妻は、義兄にぶつける。。
「私が許すまで帰ってくるな!」
!?
そこにいた、妻の父・母は秒速で不吉な予感を感じた。
「私が許すまで帰ってくるな」
ということは、義兄の身柄はどうなるのか??
許しを得られるまで、どこかのビジネスホテルで過ごせないだろうか?
いや、金なしの情けない義兄がホテル代を払うことなどできない。
それどころか、横領をするようなやつを監視者なしで一人で置いておくのは危険である。
サラ金にでも手を出されたら目も当てられない。
と言うことで、妻の実家で身柄を引き取ることになりました。。。
これが後で更なる不幸の原因になるとはこの時、妻の父・母共に思わなかっただろう。。。